「ねずみのよめいり」市川宣子・文 かみかわたかこ・絵(小学館)
私、ご多分にもれず、育児書を読みあさり、人づての情報に振り回されたりして、ずいぶん勘違いの育児をしたもんでした。
身体感覚って、とっても大事なんですよね。
3月16日
今日はおっぱいの話です。
おっぱいは、でてるかな? ふむ、あまりでない?
そう、ちょっと疲れてるのかな、それとも? そんなときは、ふりかえりの自己点検。
でるものがでないと、なんか調子わるい。「だす」ってとっても大事ですよね。
息は吐かないと吸えないし、げっぷもおならもでないとお腹が張るし、便秘をするとお肌が荒れるし、気分だって悪いもんね。
おっぱいはでたほうがいい。母体にも、あかちゃんにも。
17日
私は、おっぱいあまりでませんでした。りっぱなおっぱいなのに(はあ?)見かけ倒しでした。
理由は、食べ過ぎです。お肉も油物も、毎日たくさん食べてました。まわりも食べろ食べろといっちゃって。
でもね、おっぱいはそれと比例しないんですね。
18日
おっぱいが、びゅんびゅんでるひともいます。そういうひとの話聞くと、ご飯にみそ汁・・ごくごくシンプルな日本食です。野菜やお魚をまんべんなくとり、これでもか、あれでもかみたいな食べ方はしない。
19日
人は長い歴史の中で、幾多の飢餓をくぐり抜けてきたでしょ。体もそういう仕組みになってるんですね。痩せすぎはこまるけど、飽食だと体の機能が活性化しないのかも。
まあ、お肉も食べる、けど食べ過ぎはやめましょ。(ああ、なんか自分がいわれてるみたい・・)
19日
おっぱいさん
あかちゃんは
ビッグバーンよろしく
まぶしいばかりの感動を爆発させて
この世に でてくる
まぶしすぎて
まぶしすぎて
あかちゃんは 泣く
不安で こころもとなくて
おっぱいだけが たよりの
あかちゃん
だから おっぱいさん
だしおしみしないで
びゅんびゅん
でておくれ
わたしの だいじな あかちゃんが
すやすや 寝息をたてるまで
《今日の絵本》
日本名作おはなし絵本です。「世界で一番のおむこさんは だれ?」女の子が産まれると、親は行く末がしんぱいですね。世界一のおむこさんは、だれか? 誰でも知ってるおはなしだけど、この楽しい絵は見応えばっちり。今いちばん脂がのっている市川さんの文は、現代の親子にぴったりとなじませてくれる。3月はじめ、こんな絵本で、ほのぼのいきましょか。