くまごころ
くまが子連れで
木の上で昼寝をしていました
あつくて あつくて たまらんと
木の上で涼んでいました
人がやってきてドンチャンパンチャンおおさわぎ
こどもがおなかをすかし
母さんぐまは山のなかをうろうろ
ない? ない? 木の実が? ハチの巣が?
それで とうとう里におり
人にみつかりドンチャンバンチャンおおさわぎ
くまごころ
しらなきゃ よかった 里のくらし
いまじゃ びくびく おわれるこの身
せめて この子を たすけてくんろ
おねげえだがらドンチャンしないでにがしてくんろ
地球がうまれ、生物がうまれ・・・
山には山の幸、海には海の幸
それぞれがそれぞれに、生きられるように
なってたはず・・・・みんな地球の子どもだから
あっつござんすね! 畠、さぼっちゃいました。ぶったおれそうで、無理しないことにしたのです。
熊があちこちで出現し、畑にいた人がおそわれたりして、「ぜったい一人で畠に行ったらだめ!」なんていわれたんで、「はい、それでは」と、10日も行かなかったんです。
そして、10日たって、ひどいありさまだろうなと覚悟を決めて行ったなら、まあ、それはすごい草よ。
でもイナキビはしっかり穂をつけてたし、
タカキビもがんばっているし、
花豆は百花繚乱で、豆は草の中で大きくそだってました。
ヤッポー!!
土はふかふか、ミミズはうじゃうじゃ、草ボーボー。
ステキ!ステキ! 豆つぶ畠!! ヤッポー!
*10日もいかなかった間に塩の道沿道はすすきがあかくゆれ、萩が咲き始め早々と秋が忍び込んでいました。