心
あの人はいつも怒ってるのに
この人はいつも笑っている
みんな おなじように
苦しいことも 悲しいことも 楽しいこともあるのに
あの人は いつも不機嫌で
この人は いつも愛嬌たっぷり
ふしぎ ふしぎ
この不思議
どうしてかな?
なぜだろうな?
そんな疑問から始まった心の扉。
親と子、男と女、組織と個人。見れば見るほど、考えれば考えるほど、摩訶不思議な人の表情。
この不思議な想いが、心理学の本に傾倒させ、電話相談に10年、ひきこもりの子たちに関わっての数年と、身の程しらずの柄にもないことをもんもんとつづけた。
今、ふりかえると、コチコチだったのはわたしなのだ。そうしておもう。あれは自分自身を解き放っていく、過程のひとつだったのだと。
今のわたし? ・・・ひどく適当。性格も超悪。自分にやさしく、自分にやさしくとつぶやく、鬼嫁だぞ。
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