豆つぶ畠でつかまえて
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まだ見ぬもの、なんだか分からないものに、つよく引かれるぼくは、
自然農というものに興味津々だった。
折よくというか、運悪くというかたまたま田舎暮らしになったことから、
自然農だべさと、こわいもの知らずでやってみることに・・・・
あれこれ考えた末、ヤマセの地には雑穀だべな、とかってにきめ、
ひとり、畠へ。
 
3年間、まったく雑穀は育たなくてさ、草の威力に呆然とする日々。
それでも、こりないクマのぼくは、どうすれば育つんだろうと試行錯誤。
やっとのことで穂をつけたアワ、イナキビ、タカキビ、ヒエの、
それはそれは、きれいな穂に、ぞっこん惚れたのでした。
それに、豆の花のうつくしいこと、愛らしいこと、ほれぼれしちゃったのよね。
 
これが運のつきといいましょうか、懲りることを知らずに、ひとり畠を6年。仲間をつのっての山の畠を4年。その間、田んぼでの古代米作りを3年。
クマとはいえ、ちっこいからだで(ちょっと小太りだけど)、
ほんま、よーがんばりました。だれもほめてくれんけどね。へへへっ!
 
10年ばっちり。やるだけのことをクマ的にがんばったんで、
そろそろ山に帰る時間です。もう、日に焼けてまっくろになる心配も
なくなるんですなあ。あーあ、よかった!
これからは、美容に気をつけ、ペンを片手に、畠の日々をつらつらと
書いていきます。我が家のちっこい庭の畠で、虫をおいながらね。
 
畑のおばあちゃんたちがいかに強くたくましいか、へとへとになって、身にしみてわかりました。
畑のおばあちゃんたちに、カンパーイ!!
 
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