「ひとり暮らし」「みんなの谷川俊太郎詩集」
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2010/08/09

  谷川俊太郎さんは、大きな大きな存在なので、なにをどう書いていいのかわからない。詩集はできるだけ買うようにしているが、およびもつかないぐらいぽんぽんぽんとだすので、とても買いきれない。ときどき散文のものが新書や文庫ででたりするので、それはしっかりとゲットする。人間谷川俊太郎を知りたい。暮らしぶりとか、恋愛観とか、詩がどのように生まれるかとか、詩とは、いったいなんなの? とか。でも、あまりにも大きな存在なので、どんなに背伸びしても手がとどかない。
 一度だけ、サインをもらったことがある。盛岡のリリオに、佐野洋子さんとふたりできて、トークショウをしてくれた。もちろん、はやるココロで舞台にくぎづけ。佐野さんは、紬の着物を着て、幸せそうだった。大好きな二人の巨匠をみて、私はやたら興奮し、せめてサインをと、いつまでもならんでいたっけ。
 最近は、岩手にも軽々と来てくれているみたい。信じられないぐらい軽々と。
まだ、生の朗読とライブを観たことがないので、それはどうしてもこの目でみたい。聴いて感じてほんものの詩人に触れてみたい。

かえる後 写真
トラ豆の花を撮ろうとしたら、ありゃ、カエル。

「ひとり暮らし」(新潮文庫)を買い、その何日か後、また本屋にいくと「みんなの谷川俊太郎詩集」(ハルキ文庫)があったので買う。これで、しばらくはバックの中は幸せな状態。どこにいくにもいっしょだ。

かえる横 写真 どうしてこんな高いところまで登ってきちゃったの?

 「ひとり暮らし」の文庫版へのあとがきの中に。「私は競争心に欠けるし、勝ち負けを評価の基準にすることにも興味をもてない」(わたしもまったくだめ。)「若いころは一人の女と一人の男が対になっているのが人間社会の基本単位だと考えていたが、・・・・・今では基本単位は一人の個人だと考えるほうに傾いていて・・・」(わたしも、そう思う)谷川さんは、日々の暮らしでは右脳よりも左脳のほうが有利に働くという。(そこが決定的にわたしに無い部分で、じぶんでもなんとかしたいと思うけど、どうにもなんないんだな、これが・・)

かえる一人 写真  あっ、そう。ひとりになりたいの。ごめんごめん邪魔しちゃって。

 ところで、うち、扇風機ないです。クーラーもありません。そのことになんら疑問ももってなかったけど、この猛暑の中、それを言ったらみんなに笑われたと、仕事帰りの夫が言った。わたしゃあ、びっくりして、ああ、そうかいな!といったが、わたしもそろそろ絶滅危惧種の仲間入りかも。

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